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「フレーミング+リフレーミング」わかりやすく伝えるためのデザインの基本

2008.11.15 Saturday

framing1.jpg
第2回情報デザインフォーラム横浜の岩崎博物館 山手ゲーテ座ホールであった。

8月に行われた横浜ワークショップの成果発表会+アルファ。
講師の一人としてはその時の作品をどう変化させ完成としたかを見るのが楽しみだ。

その成果発表の前に、今回のフォーラムの目玉講演として、
京都工芸繊維大学の櫛 勝彦さんと富士ゼロックスデザイン部の蓮池 公威さんが
エスノグラフィーの実践についての具体的な手法と事例を紹介した。

まず「エスノグラフィー」って何?
わかりやすさを追究する我が身としてはまず言葉の壁から崩したい。
 エスノグラフィとは、文化人類学や社会学、心理学で使われる研究手法の1つです。もともとは、様々な「文化」における特徴や日常的な行動様式を詳細に記述する方法のことを指します。
 しかし、今日では私たち一般の人々の日常生活もエスノグラフィの対象となり得ます。新しいテクノロジーやアイデアをどのように利用するのか、使用想定される人の行動を詳細に観察することで商品開発に活かすことができます。
  (株式会社イードのページから引用)

今回は、その話に出てきたフレーミングリフレーミングに注目した。

この言葉も初めて聴く人にはわからないだろう。
言われれば「あ、何だ」と簡単なことだが、理解しないで進むのとは大きな差が出る。

フレーミングフレームはFrame、つまり「枠・ワク」のこと。
カメラで何かを撮影するとき、ファインダーを覗きながらどの構図がいいか被写体の
位置をいろいろ変えながら考える。フレーミングとは被写体を切り取ることだ。
リフレーミングとは「Re+フレーミング」切り取ったものを再び組み立てし直すこと。

櫛さんは上の写真のような様々にお切り取られたりんごの絵を使い、
フレーミングの繰り返しを「観察」リフレーミングを「洞察」と説明。
わかりやすい視点、わかりやすく伝えるための切り口を考えるのが我々デザイナーだ。
ただあるだけなら価値がわからないデータを、意味のあるものに変化させる技。

私も「わかりやすく伝えるためには、ひとつの見方だけでなく、いろんなところに
自分の目を浮遊させ、自分の姿を含めて外から眺めることが必要」と常々言っている。
櫛さんの言わんとしていることと同じことだねー。

渋谷で開催したインフォグラフィックス・ワークショップ1の感想でもこう述べている。
「視点を変える」には2つの意味があります。単純に最良の形になるポイントを見つけることと、他の人の立場で考えること。
  1. 単純に最良の形になるポイントを見つけること……フレーミング
  2. 他の人の立場で考えること……リフレーミング


相手の立場で考える、客観的にモノを見るためには、視点の移動が決め手になる。
簡単な方法は下の写真のように視点をクルクル巡らせるのが効果的だ。

【問題】下の写真の右側で、宮沢りえなど3人が京都の紅葉を楽しんでいます。
    あなたは、ふすまの向こう側から声もかけずにいきなり開けてしましました。
    どういう景色が見えますか?想像してみましょう。(答えは20cm下)

suntory.jpg
サントリーの焙じ茶(ほうじちゃ)の電車内広告に矢印を加筆〉 

様々な場所、様々がポイントからどう見える?と想像しながらスケッチしてみよう。
櫛さんの言う「リフレーミング次元の異なる意味の定義」がハッキリしてくる。
そのときスケッチの中に自分を登場させると一層効果的なのでお試しあれ。


関連情報:
kojicozyの散歩日和
Smile Experience
情報デザイン研究室
show must go on.
あとちょっと良いサイト
Conversation Piece
こ・ねこ・じゃ・ぽん
Mode.(1)Mode.(2)
Sacchi-Poi !?
meso design
徒然
Koike Information Design Lab.
総合学科「情報」日誌
知らバス
情報デザインフォーラム



momijiback.jpg【答え】こんな構図でしょう。
      ↓
    では、次の瞬間は?
      ↓
    そう、3人が振り向きますね。


(サントリーのホームページより)

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